2018年4月22日日曜日

ToneLabによるxOxbOxとの化学反応


VOX Valvetronix ToneLabの紹介です。
 手に入れてから真空管は12AX7EH Goldに交換しています。

 これ、2003年ということはもう発売されてから15年くらいなんですね↓
https://www.soundonsound.com/reviews/vox-valvetronix-tone-lab



 ToneLab・・・それは何の変哲も無いただのギター用のマルチエフェクターです。
 ただしxOxに通すとこれまたすごい化学反応がおきます。

 はい、ToneLabは神です。




 そして宇宙にもなります。






 ・・・ xOxbOxを通す前に ・・・

 電源を入れても・・・真空管が温まるまで音が出ないので驚かないでくださいw


 【xOxの音量は絞る】
 ギター用のエフェクターは当然ギター用に作られています。
 そのため、私はよくボリュームノブを12時~3時のあたりで調整します。

 実際にやってみるとわかりますが、ToneLabでここのボリュームを最大にすると条件によってクリッピングノイズが入ってしまいます。ここで入るノイズは非常に不快なノイズなので気をつけましょう。

 コンパクトエフェクターなどでもVolumeを下げたほうが綺麗に聴こえるものがほとんどです。FUZZなど物によっては9時のところまで下げる場合もあります。



 【Line & AMPの設定】

 ToneLabをミキサーやレコーダーに接続するときはスイッチをLINEにして、ギターアンプと接続するときはAMPに設定します。
 xOxでギターアンプを使うことはないので私はスイッチをいつもLineにしています。

 あとOUTPUTのレベルは12時に設定します。


 【基本的なノブの位置】

 普段はだいたいこんな感じのノブの位置にしています。

 まずはAMPとCABINETの右にあるノブの説明から。
 最初に[TREBLE](トレブ ル )・[MIDDLE](ミドル)・[BASS](ベース)がありますが、それぞれ高音、中音、低音の音色調整に対応します。
 で、一番右の[PRESENCE](プレゼンス)は高音域の調整が出来る負帰還回路を持つパワーアンプの機能のことです。そのためTREBLE(トレブル)とは違った意味の高域調整になります。

 次は4つのノブの下の段にある3つのノブの説明。
 [GAIN] :アンプに入る前の音量調整。
 [VR GAIN]:ここで真空管(ValveReactor)へ送る音量を調整。
 [CH VOLUME]:CABINETへ送る前の音量を調整。

 とりあえずEQみたいなのが4つとアンプが3つあると覚えときましょう。



 【内部設定】


 UTILITY (ユーティリティ)ボタンを押すとNR SENS(ノイズ・リダクション)というのが表示されますが、ここで左の▲ボタンを押してノイズゲートのようにノイズを消すことが出来ます。
 値が大きいほどノイズを抑える効果が強くなりますが、不自然に途切れるようになるので実際に聴きながら調整します。

 これで音作り前の準備は完了。





 ・・・ 音作り ・・・
 私のお気に入りの設定などを紹介します。

 まずは各エフェクターなどの配置を理解しましょう。

 フェクトは、アンプの前に配置されているPEDALエフェクトと、キャビネットの後に配置されるMODULATION、DELAY、REVERBのエフェクトがあります。
 取り説によるとこんな感じです。


 【アンプ前にあるペダルエフェクトの紹介】

 ここでは歪ませる目的の場合は[TREBLE BOOST][TUBE OD][FAT OD][FUZZ]の4つのうちどれかを使い、あまり歪ませないのであれば[COMP]を使います。

 歪みのないクリーンな音の時、どうしてもレゾナンスとフィルターの開閉によって音量差が出てしまうのでここで[COMP]を通しておくと最終的なミックスがしやすくなります。
 ただし細かいことを言うとCompを使うだけではまだ不完全で、私の場合レゾナンスとフィルターによる音量差はxOxのマスターボリュームやミキサーで調整しています。これについては説明が難しいので省きます。



 アンプのあとにあるキャビネットですが、xOxではあまり使うことがありません。私はたまにフィルターのような感覚で使うことがあるくらいです。
 あとのFXはモジュレーション系、Delay、Reverbなどです。


 【とりあえずお気に入りの設定をいろいろ】
 使用するのは私が持っているxOxbOxの中で一番太い音が出るxOxです。
 

 録音の仕方としては最初はノコギリ波でフィルターの開閉。そのあとパルス波にしてもう一度開閉です。


 ※音量注意!!



 1、ニュートラル


 [PEDAL]タイプは[OFF]
 [AMP][AC15]
 [PRESENCE]は最大までカット
 エフェクターはすべて[OFF]


 この設定では比較的クリーンな音が出ます。そのためアンプタイプの選択やエフェクトを聴くときの基準にしています。
[AMP][AC15]→[AC15TB]→[AC30]→[AC30TB]と変えていくと高域が前に出てきます。



 2、ハイブースト


 [PEDAL]タイプは[TREBLE BOOST]
 [AMP][UK '90S]
 [PRESENCE]は最大までブースト
 エフェクターは[DELAY]


 この設定では高域が鮮やかな[UK '90S]タイプのアンプを使い、ペダルタイプの[TREBLE BOOST]で高域をブースト。さらにEQの[PRESENCE]を最大にしています。
 こうすることでフィルターを開けていくとフレーズが盛り上がるように聴こえます。



 3、ベース


 [PEDAL]タイプは[OFF]
 [AMP][TWEED4×10]
 [TREBLE][MIDDLE]は少しカット[BASS]は最大ブーストに[PRESENCE]は最大までカット。
 エフェクターの[CHORUS]は浅めにかけてます。


 この設定を実際に先日のライブで使用したのですが、これってxOxですか?ってくらい低音出てました。
 EQによって音がこもることがなく、曲の中でベースフレーズが埋もれることがない設定となっています。リリース用の作品でも低域担当のxOxに使っています。



 4、飛び道具?


 [PEDAL]タイプは[OCTAVE]
 [AMP][RECTO]
 [BASS]は最大までカット[GAIN][VR GAIN]は少し上げて、その分[CH VOLUME]は少しカット。
 エフェクターは[PHASER][MULTI HEAD][PLATE]の3つ。

 こちらは飛び道具的な設定です。
 [BASS]をカットしている点についてですが、私はエフェクターをたくさんかけるときによく原音の低域をカットします。こうするとエフェクトが綺麗に聴こえるからです。xOxの場合この一工夫がかなり重要になります。



 5、ハイゲイン

 [PEDAL]タイプは[FUZZ]
 [AMP][US HIGAIN]
 [TREBLE]は最大で[MIDDLE]は少しカット。[GAIN]は少し下げて[VR GAIN]は少し上げる。
 エフェクターは[TAPE ECHO][SPRING]


 かなりハイゲインなのですが、ノイズリダクションによってノイズがスムーズに抑えられているのがわかります。





 ・・・ ほかにも ・・・

 基本的に機材の使い方に決まりはありません。
 そのためxOx以外でもToneLabには使い道があります。


 Bass Drumもですが、特にSnareではかなり魅力的な1ショットを作ることが出来ます。いろいろと使い方を探してみるのも楽しいと思います。