2013年1月8日火曜日

xOxbOx (MarOS1.4.1) tutorial

xoxbox MarOS1.4.1


・・・ 初めに ・・・


 よく耳にするOSは「ladyadaos」と「sokkos」ですが、
今回紹介するOSは「MarOS1.4.1」です。

 xoxboxのOSは自由に書き換え可能で、OSは日々発展しています。
 前回紹介しましたSokkosはずいぶんと便利になりました。

 xOxbOx (Sokkos) 操作方法 tutorial
 http://electronica-mini.blogspot.jp/2012/12/xoxbox-sokkos-tutorial.html

 他のクローンシンセとは比べれないほど自由な発想でパターンを組むことが出来ますので、これでも十分にあつかえます。
 特にライブで使えるLoop機能はSokkosの代表的な機能です。


MarOSの進化型OS「MarOS Pro」の紹介はこちらへ



【OS書き換え前に気になる点】
 以下の記述ではMarOS1.4.1のOS書き換えや動作方法などをご紹介していますが、、、MarOSに書き換えたあとに、試しにSokkosへまた書き換えてみたのですが戻ることはなくMarOSのままになりました。。。
 といってもこのOSが気に入っているので私は特に問題はないのですが、みなさんがお持ちのxoxboxによってはOSの書き換えができなかったり、動作不良の原因になったりするかもしれませんのでそれなりに覚悟をお願いします。

(私の所有しているxoxboxの中でも書き換えの出来なかったものがありました。)



・・・ OSのアップ方法は? ・・・

 xoxboxのOSのアップデートには「c0ntr0l」というソフトが必要になります。
http://www.ladyada.net/make/x0xb0x/software/index.html
 上のリンク先にダウンロード、操作方法などの詳細が書かれています。マックOSは非対応です。

 しかし、私のWin7のOSが原因でしょうか?上手く動作しません。何度か格闘のあげくあきらめてしまいました・・・・。

 どうすれば・・・・・・・・
 おっと!

そういえばiPadのアプリで"Midi Tool Box"があるではないか!
MidiToolBoxにOSデータを移して、iPad用のMidiインターフェイスを使ってxoxboxへMIDI経由でデータを送信すればOSの書き換えが可能になるのでは??

 試してみる価値あり・・・



・・・ とりあえずOSのダウンロード ・・・

なにがともあれとりあえずダウンロードをしないと。
http://adafruit.com/forums/viewtopic.php?f=13&t=33914

上記のリンク先にジップファイル(MarOS1.4-documenation)に入った英語版の取り説と、このブログのトップに貼ってあるイメージ画像、それともうひとつのジップファイル(MarOS1.4.1)を解凍するとOSが入ったファイルがあります。

 ここで、PCを使ってOSを更新する方はxoxboxにUSBをつないで・・・・・っとなるわけですが、私はiPadを使用しますので以下iPadを使用した方法をご紹介します。





・・・ iPad Midi Tool Box ・・・


まず、ダウンロードしたOSをiPadへ移す方法を紹介します。
少々画像が見にくいですが・・・順番に説明します。

1、iPadとPCをつないでiTunesの画面を開きます。
そして、ipad内のappをクリックしてアプリの内容を表示させます。

2、左下の出てくるファイル共有一覧の中にある「Midi Tool Box」を選択します。

3、その次に追加をクリックします。そして・・・・

4、ダウンロードしたリンク先のファイルを選択して開くを押すとiPadのMidi Tool Boxにデータが入ります。これで準備完了。


 5、iPadとMIDI MobilizerⅡを装着。
 そして、iPadからのMIDIアウトをXOXBOXのMIDI INにつなぎます。
それから、XOXBOXの「MODE SELECT」ノブを回して「BOOT LOAD」の位置に設定します。
 すると下の写真のようにLEDがすべて点灯します。ならないときもあるかもしれません・・・

 この状態でiPadのMidi Tool Boxを開いてデータ送信します。データ送信の仕方はこちらのブログで・・・




・・・ Sokkosと大きく変わった点 ・・・


MarOS 1.4
1、 MIDI同期モード
2、 MIDI同期のスタートの修正
3、スマートランダマイザとマクロ機能
4、新しいSwing
5、バリアブルゲートタイム
6、自動(ランタイム)バリエーション
7、パラメータは調整モード
8、内部テンポの保存
9、sokkOS2.0から削除あり

取り説の中では上記のように記載されています。


1、MIDI同期モード
 すみません・・・取り説ではDAWとの同期についてなど、設定方法を説明しているようです。ただ、私自身がハードシンセがメインの環境ですので、DAWとの連携についてどうもよくわかりません・・・・(お分かりの方は試してみてください)



2、MIDI同期のスタート修正
 これについては、外部MIDIシーケンサーをスタートさせた時にxoxboxを正確にスタートさせるときと、1クロックパルス遅れる時のON&OFFの設定が出来るとのことです。

???なぜこのような設定を作ったのでしょうか???

 設定は簡単です。MIDE SELECTノブをMIDI SYNCに設定して、外部のリズムマシンなどのシーケンサからのMIDI OUTをxoxboのMIDI INにつないで同期させます。
 そして、パラメーターアジャストメントモード(TEMPOボタンを押すことで変更されるモード)のときにA#キーを押すとテンポが・・・・(少しわかりにくいかもしれません)




3、スマートランダマイザとマクロ機能
 
☆これは!! 素晴らしい機能です。
まさに取り説通り「音楽的で合理的なパターン」を作ってくれます。

 それではまずxoxboxのMODESLECTノブを回してEDITモードに入ります。
 sokkOSと一緒でCHAINボタンを押しますが、RUN/STOPボタンを押してシーケンスを走らせた状態で押してください。そうするとCHAINのLEDが点灯したままになると思います。そして以下はそれぞれのxoxboxのボタンを操作した時のマクロ機能です。

【 C  】 ランダムな半音階のパターン

【 C# 】 ペンタトニックスケール

【 D  】 マイナースケール

【 D# 】 メジャースケール

【 E  】 リドゥ(やり直し)

【 F  】 アンドゥ (最後のランダマイザに戻します、すばやく2回押すとデフォルトパターンになります ダ-ダ-ダ-ダ-ダ-ダ-といった感じで・・・)

【 F# 】 「Notes」(F)が含まれるランダマイザ。(メジャースケールの代わり?)

【 G  】 「Oct」パターンはそのままで、オクターブのみランダムにします。

【 G# 】 「Root」オクターブシフトはそのままで、パターンを基礎にしてルート音になるようにシフトします。(参考:根音

【 A  】  1オクターブ下のパターンの最高音を入れ替える。

【 A# 】  1オクターブ上のパターンの最低音を入れ替える。

【 B  】  ノートを保ちながら1オクターブ下にパターン全体を移調します。(可能な範囲で)

【 C2 】 反対に、ノートを保ちながら1オクターブ上にパターン全体を移調します。

【 REST 】 パターンを維持しますが、無作為にノートなどを移動します。(sokkOS2.0から引用)

【 ACCENT 】 アクセントをランダム化

【 SLIDE 】 スライドをランダム化

【 DOWN 】 全体のノートを1段下にずらして移調します。

【 UP 】   全体のノートを1段上にずらして移調します。

【 PREVIOUS 】 ボタンを押したところをループするパターンを作ります。

【 NEXT 】 パターンの長さを(ステップ)をランダムに変えます。







4、新しいSwing機能

この新しいSwingはsokkOS2.0の25%、50%、75%、100%、125%の五段階のスイングとは違い、0%から100%の微調節可能なスイングを実現しています。

 設定方法はMODE SELECTノブを回してSYNC OUTにします。そして、テンポボタンを押してパラメーターアジャストメントモードに入るとLEDの表示が代わります。それから「PREVIOUS」ボタンを押すともう一度LEDの表示が変わります。
 ここで、テンポノブを回すとLEDが右へ移動するのがわかりますが、同時にスイングされているのもわかります。
 このスイングですが、DIN接続のときには外部のシーケンサーにもSwingを同期させることが出来ます。






5、バリアブル・ゲート・レングス

 この機能もSwingと同じくして面白い機能です。
先ほどと同じくパラメーターアジャストメントモードに入ると「NEXT」のLEDが点灯しますがデフォルトでLEDは真ん中の8のLEDが点灯しています。
 テンポノブを回してLEDを左へ移動させるとゲートタイムが短くなり、右へ移動すればゲートタイムが長くなります。





【6&7】自動バリエーション
    パラメーター調整モード

 これはランダマイザとは違ったバリエーションを持っています。

【DOWN】 オクターブ下がる確率を調整

【UP】   オクターブ上がる確率の調整 

【REST】  休符の確率の調整

【ACCENT】 アクセントとアクセントではない確率の調整

【SLIDE】   スライドと、スライドではない確率の調整

【C-Key】   パターンの繰り返しのバリエーションを調整(時間とともに変化します)たとえば、LEDの位置を4番目に設定すれば同じループが3回繰り返されて4回目に変化します。

【D-Key/E-Key】 自動バリエーションの変化する位置の調整です。【D-Key】はスタート位置で、【E-Key】は終了する位置です。たとえばDとEを同じ位置にするとバリエーションの変化がありませんが、Dを1番にEを16番にすると全体に上記で設定した値で変化します。

 保存方法は「RUN/STOP」か「TEMPO」ボタ-ンを押すと保存されます。このとき設定したパラメーターは1~16パートグループの1~8それぞれのパターンに適応されます。
 しかし、パラメーターの設定途中で「DONE」を押すか電源を切ることで設定が全てクリアになります。




8、内部テンポの保存
 テンポつまみを回したときには内部のテンポは保存されていません。
その代わりに、パターンを保存するたびにテンポは保存されます



9、sokkOS2.0からの削除事項

 このXoxboxのMarOS1.4.1のUPによってSokkosと違って出来なくなった点がいくつかあります。
 一つは、けっこう大きな変化だと思いますが、すべてのトラック·モードが使えなくなったことです。と言ってもxoxboxのトラックパターンを組むことはあまりなかったのですが・・・これによって、xoxboxの「MODE SELECT」ノブを「TRACK」の位置に回すと何も反応しなくなります。
 もうひとつは、タップテンポが使えません。これはパラメーターアジャストメントモードが出来たからだと思います。
 もうひとつは、「MODE SELECT」ノブを「KEYBOARD」の位置にしたときにMIDIコントローラとして機能していましたが、スライド、アクセント、リセットが機能しません。もちろん鍵盤は使えますがオクターブが利きません




  ・・・ 雑感 ・・・


 このOSに変更してからは、やはり偶然性を意識したパターンを組みやすくなりました。それに、マスターとしてxoxboxを使用しているのでDIN接続しているacidlab miamiのスイングで微調整することが出来てずいぶんと面白いことが出来るようになりました。

 今のところ、曲作りはMarOSで、ライブ用にSokkosというように使い分けています。やはりトラックパターンを組んでライブで使用することが多いですので。

 ところで、やはり両方のOSに共通することなのですが、時々バグが出て一瞬止まったりすることがあります。電源を入れなおさないといけないほどではないですが、少々気になるので今後の改善を期待しています。




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