ここではDigitaktで曲を制作することを中心に記事を書こうと思う。
基本的な操作方法とかは兵(つわもの)たちが記事を書いてるだろうから、そっちに任せるのでよろしく。
ここは俺に任せてお前たちは先に行け!
ところでDigitaktを導入してから半年が過ぎた。
とりあえず家に帰ったら寝るまで触ってる。
— Kick.S (@memory_boy) 2017年11月6日
買ってすぐに書いた雑感
導入の雑感(過去記事)
上級者向けマトメ
Digitakt最強伝説
日本語の簡単な取り説はこれ↓
PDF 日本語 取り説
相変わらず少しわかりにくい。でも、オクタトラックのよりは解りやすい取り説だから心の広さを保てるなら読んでも大丈夫。
だたし、保障はしない。かっこわらい。
日本語取説の中でも詳しく書いてあるのがこちら↓
日本語取説その2
翻訳が変なところが時々あるけど、読めばわかるように書いてある。
【基本的なこと】
・・・ コピペを使う ・・・
コピペ重要。
コピペ最強。
コピペ神。
とりあえず覚えとこう。
画面下の録音、再生、ストップボタンの下に黄色い文字でCopy,Clear,Pasteって書いてある。
基本的にどこかを押しながらここを押すことでCopy,Clear,Pasteが出来るって覚えとけばOK。
パラメーターのコピー
8個あるノブの下に[TRIG][SRC][FLTR][AMP][LFO]ってボタンがある。
[TRIG][SRC][FLTR][AMP][LFO]のそれぞれどれかを押しながら[COPY]でページのパラメータをコピー。そして別のトラックに移動して[TRIG][SRC][FLTR][AMP][LFO]のどれかコピーをしたページを押しながら[Paste]で貼り付けれる。当然[Clear]を押すと消える。
※写真の赤枠で1のうちどれかを押しながら2のうちどれかを押す。
LFOの設定を別の音ネタにも使いたいときとか便利。
ちなみに[TRIG][SRC][FLTR][AMP][LFO]のどれかを長押しすると現在のパラメーターの数値が見れる。
別トラックに作った音色をコピペする
上で紹介したコピペは各パラメーターごとにコピペする方法。お次はまとめて全部のパラメーターをコピペする方法を紹介。
操作は簡単、好きなトラックを選択したあと[TRK]を押しながらCopy,Clear,PasteのうちどれかでOK
※選択中のトラックは数字が赤く光る。
操作は簡単、好きなトラックを選択したあと[TRK]を押しながらCopy,Clear,PasteのうちどれかでOK
※選択中のトラックは数字が赤く光る。
ここからは別トラックに打ち込みデータをコピペする方法を紹介する。
ここで言う打ち込みデータとは、赤丸ボタン(録音ボタン)を押して赤く光ってるときに数字が赤く光って表示されるデータのこと。Digitakt内ではトラックと呼ばれてる。
たとえばステップ5番目の打ち込みデータを別の場所にも移動、あるいはコピーしたいときは5を押しながらCopyを押して・・・
13に移動したいときは13を押しながらPasteでOK。こうすることでステップ5と13はLFOや音量などが同じパラメーターになる。
複数コピー
たとえばステップのうち2つコピーしたいという場合は、2本の指で押さえてCopyすることが出来る。あとは上と同じ手順。
とりあえず、今あるだけの指を使ってコピペできる。
ちなみにこのときパラメーターをいじれば、押されたボタン全部のパラメーターを変えることが出来るので覚えとこう。
ページコピー
[PAGE]を押しながらCOPYでOK
[PAGE]って右にあるやつのこと↓
トラックコピー
Length(長さ)は最大64ステップになるけど、64ステップの打ち込みトラックデータを全てをコピーする場合は[FUNC]を押しながらCopyでOK。
ここで紹介したコピペは別パターンをまたいでも出来る。ここまで言えば何が言いたいかわかるだろ?
パターンコピー
Digitaktは打ち込んだ音色やトラックなど全部のことをパターンと呼んでいる。人によっては1つのパターンで1つの曲という考え方もあるだろう。
とりあえず左下の[PTN]ボタンを押すと、白く表示されるところが制作されたパターンで赤くなっているのが現在呼び出されているパターンというわけ。
パターンが何も作られていないところは白くも赤くもならない。
本題のパターンコピーはここから。
やり方は、[PTN]を押した状態でコピーしたいパターンの番号を押しながら[FUNC]ボタンとCopyを押せばOK。これでコピーが出来る。あとはPasteも同じ手順で移動したいパターンの場所を選択しながらになる。
実はパターンのコピー方法はもう1つある。
[FUNC]を押しながらCopyでOK。
Pasteのときは・・・もう言わなくてもいいか。
パターンコピペで注意しないといけないのは間違ってClearボタンを押してしまうこと。もう遠慮なくクリアされるので気をつけよう。
[FUNC]を押しながら[NO]ボタンを押すときもだけど、全消し系の命令には必ず確認画面が出るようにしてほしいよなぁ。
自分はこまめに[FUNC]+[歯車]ボタン押してる。
【ヒント】
[BANK]というボタンがあるけど、バンクは9~16の8個あってその中にそれぞれパターンを16つくれる。つまり128個のパターンを保存することが出来るわけだけど、一時的にこの128のパターンを呼び出している状態をDigitaktではプロジェクトと呼ぶらしい。
そしてそのプロジェクトを編集する画面がちゃんとある。
画面下にある歯車マークを押したあと"PROJECT"を選択して[YES]を押す。
次に"MANAGE PROJECTS"を選択して[YES]を押すと・・・。
プロジェクト一覧を見ることが出来る。
こんな感じでライブセットをプロジェクトごとに分けていて、ここで右ボタンを押すと編集画面が出てくるのだけど、錠マークをつけたりして書き換えやデリートが出来ないようにすることも出来る。
・・・ その他基本 ・・・
リセット:[FUNC]を押しながらノブを回すとリセットされる。
トラック全てのパラメーターの操作
[TRK]を押しながらパラメーターをいじるとトラック全てのパラメーターを操作することが出来る。ライブなんかで便利じゃないこれ?
動画では打ち込んだリズムトラックにフィルターをかけてる。
サンプルの呼び出し
[FUNC]を押しながら[SRC]を押すとサンプルの選択画面に移動。
さらに[FUNC]を押しながら[YES]で +Drive ストレージ画面に移動。
サンプルを聴きたいときは[FUNC]を押しながら[YES]。
使いたいサンプルが見つかったら[YES]を押すか右を押して"ROAD TO PROJ"でよびだし出来る。
後の【サンプルの管理】のところで詳しく説明する。
グローバルミュートとパターンミュート
[FUNC]を押しながら[BANK]を何度か押すと緑になったり紫になったりするやつ。
緑がグローバルミュート
紫がパターンミュート
緑と紫の両方ともだけど、16のボタンのうちどれかを押すとついたり消えたりする。このモードのときはライトが消えると音が出なくなるってわけだ。
あと、[FUNC]だけを押すと押してるあいだはグローバルミュート or パターンミュートモードになる。(録音モード(赤丸録音ボタン点灯中)のときは[TRK]を先に押してから[FUNC]を長押し)こっちも覚えとこう。
紫色になるパターンミュートモードはパターンをつなげるときに便利な機能。
演奏中に別のパターンへ移動するとき、移動先のパターンでミュートをしておいて移動後に音を出すなんてことが出来る。つまりパターンごとにミュートを設定しておけるモードということ。
動画を見てわかるとおり、親切なことにグローバルミュートモードでも紫色がチラチラ見えるので、どこでパターンミュートされているのかわかる。
パターンチェインを使う
パターンチェインはパターンをつなげる方法で、つなげてひたすらループさせることが出来る。やり方は簡単で[PTN]を押しながらつなげたいパターンを同時押しすればOK。
私はよく左手の指で[RTN]を押しながら右手の4本指で4つのパターンをチェインさせることがある。
ボタンを押すとこんな感じで画面の上に出てくる。
そしてチェインが確定したらこんな表示が出る。
ところでチェインするには設定をしないといけない。
[FUNC]を押しながら[PAGE]を押すとパターンのLengthやScaleを変える画面に移動する。で、[PAGE]を何度か押すと16、32、48、64の順にLengthが増えていく。
次に[FUNC]を押しながら[YES]でトラックのLengthを決める画面に移動する。
とりあえず写真ではトラック1のレングスが64ステップでパターン全体のレングスは最大64ということがわかる。M.LEN64をたとえば16にすると16ステップまでしか再生されなくなる。とりあえずいつもここは64にしてる。
右から2つ目のCH.LENはOFFになっているけど、たとえばここを2にすると2ステップでパターンを切り替えることが出来るって意味。動画ではパターン切り替えでドドドドドってやってる。
数字の下に(E)(F)(G)(H)ってあるけど、4つのノブに対応してるので、ノブを回すと数字を変えることが出来る。このとき[FUNC]を押しながらノブを回すと16、32、48、64・・・・とスムーズに数字を増やせるので覚えとくといい。
クォンタイズ
[REC](赤丸) を押しながら[PLAY](緑三角) を押すとライブレコーディングが出来る。このとき[PLAY] を2回押すとクォンタイズのON/Offを変更できる。
Fillでリアルタイム演奏
Fillというのは、[TRIG]ページの右上にCONDというのがあるけど、トリガーしたい16のボタンのうちどれかを押しながら回すと最初に出てくるやつ。そして、右下の[PAGE]を押せばFillを設定した場所でトリガーされる。
これを工夫をすればトリガーをリアルタイムでコントロールすることが出来るけど、あんまり使わない。
動画ではステップ15にKickの音を打ち込んでトリガーさせてるのがわかる。
FILLの上にバーがつくときは[PAGE]を押してるあいだだけトリガーされないという意味。
【打ち込みの工夫】
基本は終わり、ここからは応用みたいなのを紹介。
四つ打ちの工夫
レングスを省略する。
ハイハットをシャカシャカやりたいときに16ステップ全部いじるのはメンドイ。コピペするってのもありだけどそれもメンドイ。じゃあハイハットのトラックのレングスを減らせばいいじゃんって結論になる。これで平和。
動画ではトリガーを少し前にずらして面白くしてる。
KickにLFOをアサイン
DigitaktのLFOは優秀。
というかLFOが優秀なのはElektron製品全体にいえる。
日本のメーカーも見習えよな(Korg Monologueを除く)
で、LFOをKickにアサインすればパンチを効かすことが出来る。
私なりにKickの加工をした後のLFOページの画面はこんな感じ↓
↓これはクラブで地響きがなるKickの設定。
Digitakt メモ— Kick.S (@memory_boy) 2017年10月7日
sample : Miami BD
Tune : -3.78
AHD : H22 D28
Over : 65.5%
LFO : Assign Tune
WAVE Exp
SPH 3
Mode HLF
DEP 17.85
Kick制作マシンとして使えんぞこれ。
ハイハットの工夫
トラックのサンプル再生で再生途中に新たにトリガーされると、そっちが優先されて再生途中で音が切れて頭から再生されることになる。これを上手く使えばオープンハイハットの途中でクローズを入れてそれっぽいリズムをつくれるようになる。
動画ではMicro Timingを使ってクローズの頭を作ってる。
1shotを使う
[TRIG]ボタンを押すと出てくるトリガーページで16ステップのうちどこかを押しながらDノブ(一番右上のノブ)を回すと"1st"というのが出てくる。
たとえば曲の始めだけシンバルを鳴らしたいなんてときに使える。
サンプル再生をディレイのように使う
[SRC]を押すとサンプルのループ設定が出来る。
ここで"PLAY"をノブを使って逆再生にしたり出来るわけだけど、ループ再生というのがある。"FWO.L"が普通再生のループという意味。"REV.L"だと逆再生のループ。
[SRC]ボタンを何度か押すことでサンプルの波形が見れるので覚えとくといい。っていうかもう知ってるよな?
動画ではサンプルをループさせたあと、エンベロープで音が消えていく感じを出している。そしてフィルターエンベロープを使ってフィードバックにフィルターが徐々にかかるように設定してる。
これを応用すればフィードバックで音量が上がる設定とか、LFOでピッチをずらしたディレイなんて作れるから便利。
リトリガーを使う
Retriggerという機能があって操作は簡単。
ステップのうち好きのところを選んで、ステップボタンを長押ししながら上ボタンを押すとメニューが出てくる。で、もう一度上ボタンを押すとリトリガーがONになる。Offにしたいときは一番左上のノブ(Aノブ)を回せばOK。
あとは、説明する必要ないだろう。
【サンプルの管理】
私の制作スタイルでは、基本的に一度使ったリズムネタをもう一度使うことはあまりない。でも、たまにはサンプルを呼び出して使ってみるってのも面白いと思ってる。なので録音したサンプルは整理しておくと何かと便利なんだよなぁ。
とりま、サンプリングした音ネタがどこにあるのか見てみる。
まずはセッティング画面。
画面下の歯車マークを押すと出てくるやつ。
"SAMPLES"を選択して[YES]ボタン。
一番下の"recorded"というのが自分でサンプルした音ねたがたまる場所で、ここで[YES]を押すと音ネタがズラッと並ぶ画面に移動する。
".."のところで[YES]を押すと一つ前の画面に戻る。
"MIAMI KIT (D)"というのはその名のとおりMiamiのリズムネタが20発ほど入っていて、私が作ったファイル。上下ボタンでここを選択して[YES]を押すとMiamiサンプル一覧を見ることが出来る。
"PE-0020_CLRY 0.17MB"から下はサンプルネタになる。
つまりフォルダを作って、そこにサンプルネタを移動させてデータを整理してるということになる。
整理方法は簡単。
まずはフォルダに入れたいサンプルを選択する。
上下ボタンを押して探すわけだけど、[FUNC]を押しながら上下するとページごとに移動出来るのと、[Level/Data]ノブを使ってもサンプルを探すことが出来るので覚えとこう。
あと[FUNC]+[YES]ボタンで音ネタを聴くことが出来る。
移動させたいサンプルを見つけたら右ボタン押して"SEL FOR MOVE"を押すとこんな画面になる。
とりま[YES]おしとく。
ちなみにサンプルネタを選んで[YES]を押すと名前の横にチェックマークが付くけど、とりあえずフォルダに入れたい音ネタを一通り選んでチェックを入れとく。
あとは"SEL FOR MOVE"を押せばチェックした音ねたをまとめて選択してくれる。
新しく作るファイルに移動させたい音ネタの選択が終わったら次は移動先のファイルを作る作業。
まずは右ボタンを押して"CREATE DIR"を選択。
名前考えて[YES]
これで上のほうに"KICK-DRUMS"フォルダが出来るので選択して[YES]を押す。何もサンプルが入ってない場所に移動するので左ボタンを押して"MOVE HERE"を選択で[YES]を押せば移動完了。
"ABORT MOVE"というのはその名のとおり移動を中止。これを間違って押してしまうとまた1から選択しなおさないといけないので注意。あとサンプルを選択するときに気が付かずに同じサンプルネタを選択してしまっていても、"MOVE HERE"で移動させるときにダブらないようにしてくれる。
とりあえずサンプルネタの整理方法はこんな感じで終わっとく。
TR9090Kitとかそのうち作るつもり。
今まで紹介してきたサンプルネタが保存されている場所というのが"+DRIVE"で、普段Digitaktで曲を作るときに音ネタをよびだして再生している場所が別にある。
その場所のことをとりあえず"RAM"と呼んでおく。
で、この"RAM"を見る方法。
メイン画面で[FUNC]+[SRC]ボタンを押すとサンプルネタ一覧が出てくるけどこれが"RAM"で最大127までサンプルネタをおいとくことが出来る。
そして、適当な場所で[FUNC]+[YES]ボタンを押せばさっきの"+DRIVE"画面に移動出来る。ここで気に入った音ネタが見つかったら[YES]を押す。すると右三角マークと数字が出てくるけど、これは"RAM"の127番に音ネタを移動させたという意味。
RAMの整理
お次は"RAM"の整理方法。
サンプリングしたけどやっぱりこの音ネタいらないかなぁ・・・なんてことはよくある話。そんなときは新たにサンプリングして、音ネタを保存するときに同じ名前にすれば上書きされるのでいいんだけど、"RAM"を編集することで削除する方法がある。
まずは画面下の歯車マークからサンプルを選択で+DRIVE画面へ移動。さらに左ボタンを押すと"VIEW RAM"が出てくるので選択して[YES]。
※+DRIVE画面へ戻りたいときはもう一度左を押して"VIEW +DRIVE"を選択。
RAM画面に移動したら、いらないサンプルネタを選んで右を押してから"UNLOAD"で終了。
この画面のときはなぜか[FUNC]+[YES]を押しても音が出ないので、どの音ネタがいらないのかあらかじめ覚えておく必要がある。
ここで上の"REPLACE"を押すと"+DRIVE"に移動して選択した音ネタが+DRIVEではどの場所にあるのかを示してくれる。
ついでに説明しておくと、"UNLOAD"を選択してもRAMからは消えるけど+DRIVEからは消えてない。なので、完全に消したいという人は+DRIVE画面に移動して"DELETE"を選択しないといけない。
とりあえずこれくらい覚えておけばサンプルの整理は大丈夫だろうと思う。自分でオリジナルキットとかサンプル集を作るとDigitaktが面白くなるからやってみるといい。
【Digitaktで制作】
みんな曲を作るときは展開に悩むらしい。
悩んだことがない自分が展開の手法について書くのはどーなのか?と思ったけど、いちおう書いとけばなんかあるだろうということで書いておく。
今のところDigitaktを使うときの制作手法はこの3つ。
※ホントは他にもあるけどややこしくなるので3つだけ紹介。
・抜き差し法
・抜き差し法の変化系
・プログラム法。
いかにも専門的な名前のように見えるけど、自分で勝手に作った名前だから調べても出てこんよ?
抜き差し法
これがテクノの王道!?抜き差し法。
問題点としては盛り上がるような展開を作るのが難しいのと、ループパターンが固定されるので聴きあきないように工夫をしないといけないこと。
抜き差しをON or Offでするのか、フェードイン or フェードアウトでするのかによって曲の印象が変わる。
([FUNC]を押しながら[LFO]を押すと8トラックの音量コントロールを1ヶ所にまとめた画面に移動することが出来る)
ところでDigitaktってこんな見た目だっけ?
抜き差し法の手順は簡単。
1、とりあえずループの完成系を作る。
2、再生する。
3、あとはON or OffでOK。
ほんとに簡単だな。
とりあえず1曲作っとこうぜ!
抜き差し法の変化系
ベースになるのは↑で紹介した抜き差し法。
だけど抜き差し法だとフレーズの展開がほしい場合は工夫をしないといけなくなる。パターンをいくつか作ってパターンを変えることでフレーズの展開を作るという方法もあるけど、その方法だと決まったフレーズを展開させることになるので面白みがない。
そんなことを考えながら思いついた手法。
ARP ODYSSEYにベースとリード役をお願いしてる。そして、MIDIトラックの10,11,12に3種類のMIDIリードパターンを作って1:30から入れているという流れ。
簡単に言うと3種類のリードパターンで曲展開を作っているということになる。
こちらは抜き差し法の変化系の応用。
途中から入ってくる琴のフレーズに抜き差し法の変化系を使用。
4種類のフレーズのループをMIDIで作り、演奏中にフレーズの途中でそれぞれのフレーズのループを切り替えてる。そうすることで新たなフレーズを作り出してるわけだけど、ここまでくると世界が広がるよなぁ。
プログラム法
パターンチェンジで曲を作るスタイル。
この方法だと曲の展開が作りやすいので、ある程度考え方が固定された曲を作ることが出来る。ただし問題点は複雑になってしまうこと。
あと、一通り曲が完成した後にやっぱりスネアの音を前に出したい、なんてことになったら全てのパターンのスネアのボリュームコントロールしないといけなくなる。
さらに複雑になるのでパターンの整理が問題。曲によっては展開用のパターンを作ることもあるので、あらかじめ展開用パターンはどの位置においておくか定着しておくといい。
動画は16のパターンを組み合わせて作った曲。
左下の"PTN"ボタンを頻繁に押してるのがわかる。
最大で128のパターンを作ることが出来るわけだけど、今のところ最大で16のパターンを組み合わせる方法が扱いやすいと思ってる。
というか16以上はメンドイ。
プログラム法+抜き差し法の変化系
プログラム法の変化系と呼んでる。
↓の動画ではプログラム法に抜き差し法の変化系をあわせた手法を使ってる。
パターンの再生でトラックの6,7,8にヴォーカルループを入れてるけど、ON or Offをしつつパターンを変えることで展開を作ってるのがわかる。
この方法だと少ないパターンで変化のある曲を作ることが可能。
パターンの1,2,10,11が基本で、5~8と13~16はチェインさせることで一つのパターンとして使用。そして4はエンディング用のパターンになってる。
もはや面白すぎて眠れなくなるよな。
ここまで読めばもう大丈夫。
とりあえず1曲作っとこうぜ!
書いた後で気づいたけど、展開のことについて一つも触れてないな。まあいいか。
最後に。
クリスマス前くらいにElektronのメールニュースが届いて、Digitaktの最新OSは年内にリリース出来ないみたいなことを言っていた。ということは来年にはOSのアップデがあるってことになる。楽しみだ。