2018年1月2日火曜日

鍵盤のチューニング


 ここで話す内容はマイクロチューニングや音律と呼ぶらしい。

 そういえばKorgのMonologueにはマイクロチューニングの機能が入っていた。
 もう値段もあれなので買ってもいいかなぁって迷ってる。とりあえずマイクロチューニングがMIDIでの互換性も備えているってことなので、実際に触ってみて思い通りのことが出来れば即買いになるだろう。
 YAMAHAのMOTIFもマイクロチューニングができたような記憶がある。というかYAMAHAが一番こういった音律に詳しそうなイメージ。

 で、アナログシンセは基本、マイクロチューニングが出来ない物が多い。といってもほとんどのアナログシンセって鍵盤ごとにチューニングがずれてるんだけど。
 そう考えるとマイクロチューニング出来るMonologueって面白い。

 私が持っているシンセの中でマイクロチューニングが出来るのはKprg RADIAS、Korg 01R/W。あと、持っている中でE-muのラック音源は2台とも出来るけど、ジョグダイヤルの飛びがやヴぁいので出来ないのと同じ。
 そういえばMIDI規格?でマイクロチューニングみたいなことが出来るらしい。そしてそれ専用のソフトがあるとかないとか・・・。詳しそうな人に会ったら聞いてみよう。


 マイクロチューニングじゃないけど面白いのがAccessのTI。
 [CONFIG]ボタンを何度か押すと、グローバルチューニング画面の右にPure Tuningというのが出る。

 数値はこうなる↓
 [Tempered,1 to 63,Natural,65 to 126, Pure]
 ノブを回して一番左がTemperedで、真ん中がNatural、一番右がPureになる。

 Temperedは平均律
 Naturalはたぶんピタゴラス音律のことだと思う。
 Pureは純正律

 コードを鳴らしながらここをクルクル回すと揺らぎが消えたりして面白い。上手く考えた方法だなぁって思う。ヨーロッパっていろんな国の音楽が入ってきてるから、こういったことは真剣に考えるんだろうなぁ。
 そのうち鍵盤でコードを演奏したら、最適なチューニングに瞬時に変更してくれる機能なんて出来るんじゃないかな?あまり需要なさそうだけど。スピリチュアルな人たちは喜ぶと思う。




 話しを戻して鍵盤のチューニング。
 世の中にある鍵盤のほとんどが平均律。
 でもチューニングを変えることが出来るニッチな音源はちゃんとある。簡単にチューニングを変えることが出来るのってシンセの魅力になると思ってるんだけど?

 E-muの音源にあるキーボードチューニングを基準にしてKorgのRADIASでチューニングをあわせてみた。RADIASにはユーザースケールという機能があって、ここが全て0のときは平均律になる。





 E-muの音源には純正律が4種類入ってる。
 それぞれのチューニングを調べてみた。

 Just C
・使用可能コード:C,E,F,G,A,Cm,C#m,Em,F#m,Gm,Am


 Just C2
・使用可能コード:C,E,F,G,A,B,C#m,D#m,Em,G#m,Am,Bm


 Just C-minor
・使用可能コード:C,Db,D,Eb,G,Ab,Cm,Em,Fm,Gm


 Just C3
・使用可能コード:C,D,F,Bb,C#m,Dm,Em,F#m,G#m,Am



 お分かりのとおり純正律の問題はチューニングによっては使うことが出来ないコードが出てしまうってこと。そこでどのコードを演奏しても揺らぎの”少ない”音律というのが出来たわけだけど、それが平均律。
 E-muの取り説にはもっと詳しく知りたいならヘルマン・フォン ヘルムホルツの音感覚論を読んでくれって書いてある。そこまでこだわる気はないけど、気が向いたら読んでみようと思う。

 コードを演奏するときに、なぜか音が揺らいでしまうってことがある。そんなときは純正律を使うことで解決する。でもほとんどの楽器は平均律なのでこの辺はあいまいな扱いでいいんじゃない?
 私のように気にするって人はこういうのを使う。
 だけど、制作でコードをベースにして曲を作るのって今までもこれからもやることはないだろう。とりあえず気が向いたら遊んでみるかな。



 純正律以外も調べた。


 Werkmeister Ⅲ
 17世紀に作られたウェル・テンペラメント系のスケール



 Kirnberger
 J.P.キルンベルガーによるウェル・テンペラメント系のスケール。



 Scarlatti
 15世紀~18世紀に使用されたミーントーンスケールの変形



 Gamelan(ガムランのこと)

 Pelogペロッグ
・条件:C#、D#、F、G#、A#は使用しない。
 Transpose +01


 Slendoスレンドロ
・条件:白鍵は使用しない。
 Transpose -01




 ここまでやっておいてなんだけど、RADIASにはちゃんとプログラムスケールというのがある。以下プログラムスケールの内容。

 Equal:平均律

 Major:純正律長音階。Scale Keyで設定したキーのメジャーコードが完全に調和する音階。

 minor:純正律短音階。Scale Keyで設定したキーのマイナーコードが完全に調和する音階。

 Arabic:アラビック音階。
 アラビア音楽の音階はC,D,Eb,F#,G,Ab,Bになる。

 Pytha:ピタゴラス音階。メロディー演奏に効果的な音階。

 Werck:ベルクマイスター音階。

 Kirn:キルベンガー音階。18世紀に作られた音階でハープシコード(チェンバロ)の調律に用いられていた音階。

Slendoro:スレンドロ音階。インドネシアのガムラン音階。
 C,D,F,G,A(ド・レ・ファ・ソ・ラ)のみ使用。

Pelog:ペロッグ音階。インドネシアのガムラン音階。
 C,D,E,F,G,A,B(ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ)のみ使用。



 Korgってこういうの詳しい人いるのかな?






 一番面白いのは自分でチューニングを考えてみるというもの。


 このチューニングを元に作った曲。

 ほとんど感覚に頼って作ってるけどこれ。
 作ってメモするとおもしろい。