2018年2月25日日曜日

FMR Audio RNC1773 (E) の導入



 FMR AudioのRNC1773 Eを導入しましたので紹介します。


 日本代理店のサイト。
 http://umbrella-company.jp/fmraudio-rnc1773.html

 PDF日本語取り説です。
 http://umbrella-company.jp/manuals/fmr-audio_rnc1773_manual.pdf



 まずはセッティングです。
 購入当初はインサーションケーブルが必要だと思っていたのですが、取り説を見るとバランスケーブル1本(ステレオの場合は2本)でインサート出来るということで、この方法でRNC1773 Eとミキサーをつなぎました。

 バランスケーブルはd+ TRS class B 1.0mを2本に分けて使っています。
 このケーブルはもともとDigitakt用に購入したのですが、今はMonster Cable DJ Cable Dual TRSをDigitakt用に使っていて、このケーブルがあまっていたので使いました(笑)。

 話しは変わりますが・・・。
 d+ class Bと比べて多少クセはありますがパンチが出るのでDigitaktにはこのモンスターを使っています。さっき調べてみてわかりましたがもう売られていないんですねこのケーブル。そもそもモンスターケーブルでTRSフォンタイプのバランスケーブルというのが珍しいです。

 もし手に入れる機会がありましたら試してみてください。





 次は実際にRNC1773 Eをミックスで使うのですが、制作で一番悩むリズムのミックスバランスを調整したいと思います。
 


 テスト用の曲はこちらです。

 2:50からGuiterの音が入りますが、ここの部分でリズムをもう少し強調した編集をしたいとおもいます。


 RNC1773 Eにはノーマルモードとスーパーナイスモードの2種類がありますが、まずはノーマルモードを確認します。

 設定はアタック遅めでリリース短め、わかりやすいように強めにコンプをかけています。これでスネアが前に出る設定になりました。

 最終処理はマスターEQをかけずにソフト内でリミッターをかけるだけにしてします。

1、コンプオフとオンでのリズムの違い。




2、コンプオフとオンでミックスの違い。



 コンプを通すことでアタックがハッキリとわかるようになりました。



 次にKickが前に出る設定にします。
 Ratioを強くしてキックのピークにあわせてThresholdを調整、Attack早めでReleaseをKickのリリースにそわせるようにかけます。


 EQはKickのアタックを強調するように700Hzを少しブーストしています。低域ブーストは上のスネアのときの設定と同じです。

 こちらも同じく最終処理はマスターEQをかけずにソフト内でリミッターをかけるだけにしてします。

1、コンプオフとオンでのリズムの違い。



2、コンプオフとオンでミックスの違い。



 Kickの音が他の音を邪魔せずに前に出てきているのがわかります。こちらの設定のほうが私の好みです。
 
 



 次はスーパーナイスモードを比べてみます。
 スーパーナイスモードですが、各パーツごとにかけるというよりマスターのリミッターとして使うのが適切なように思います。

 ミキサーのマスターアウトにインサートして、設定はこのようにしています。

・マスターでのナイスモードのオフとオンの違い。



 Guiterにはリバーブをかけているのですがその音が前に出てきているのがわかります。

 この曲は音数が多く、録音では展開のない部分だけになっているため違いがわかりにくいかもしれません。そのためとりあえず適当に曲を作って曲展開の入った録音をしてみました。

 コンプの設定は上とあまり変えていません。

 四つ打ちなのでリズムにあわせるようにアタックとリリースを調整しています。

・マスターでのナイスモードのオフとオンの違い。



 リズムが消えたところで音が前に出てくるのがわかります。違和感がなく、音ヤセもなくここまでのクオリティを出せるのはすばらしいです!





 今のところ私なり考えたRNC1773 Eの使い道としては、マスターでスーパーナイスモードに設定してリミッターとして使うのが一番いいように思います。
 リズムにコンプをかけても非常に使いやすくなっていますが、もう少し変化がほしいところです。今後はリズム用にRNLA7239を導入するのもアリだと考えていますので、導入しましたらまた記事を書こうと思います。


 簡単ですが、FMR Audio RNC1773 (E) の導入まとめを終わります。