2018年9月2日日曜日

xOxbOx MarOS1.5.0

 xOxbOx MarOS 1.5.0の紹介


 xOxbOxの2大OSがSokkoOSとMarOSですが、そのうちの一つがMarOSです。

 ところで、先日ある情報筋によって改善されていると伺いました。そこでOSを入れてみたら、けっこう進化してましたので改めてMarOSを紹介したいと思います。


※モードの説明については、理解しやすくするために私なりの解釈によって呼び方を変更している部分があります。そのため英語の取説を見た時に違和感を感じるかもしれません。



 MarOS 1.5.0 進化の特徴 


・ユーザーCモード
 このMarOS1.5.0の特徴はユーザーCモードによってシンセでよく見るグローバルセッティングのようなことが出来るところです。さらにアップデートによって、MIDI、DINによる同期の設定が出来るようになりました。

・保存方法の変更
 以前は[DONE]ボタンを2回押すことで保存をしていたのですが、[DONE]を押しながらパターンボタン(1~8)を押すスタイルに変更されたためすごく使いやすくなりました。

・トラックモードはそのまま使えず
 ただし、トラックモードが使えないのは変更なしです。長時間ライブでもしない限りはトラックモードの需要はないと思うので問題ないでしょう。ただ、私は頻繁に使うのですが・・・。






 OSの書き換え 


 バグ修正などは随時されているようで最新の投稿をチェックするのもいいかもしれません。

 ところで、xOxbOxのOSが更新出来ないという現象はけっこう聞きます。そして、私も経験しています、手作りということもありUSBと中のチップがうまく繋がっていないため更新が出来ないという可能性は無いとは言えません。(USBでは無理でもMIDIでは出来たなど)
 先日、gizm0x Shop訪問のときにこの点を伺いましたら、中にはUSB通信チップが搭載されていなかったものがあったそうです。
 色々試してもOS更新が上手くいかない場合は、gizm0x_shopに相談してはいかがでしょうか?ハードウェアに問題がある場合はOSの書き換え不良について対応が出来るそうです。OSのバグやPC環境由来の問題については対応できないとのことです。

 あくまで書き換えは自己責任でお願いします。



・OSの変更方法
 ノブをブートロードにして電源をONにします。

 ここが問題で・・・

 とりあえず私はこのように(写真)LEDが全て点いている状態にしてからデータを送っていますが、1回で上手くいくことがないです。(全て点いてなくてもOSの更新が出来る場合があります)
 うまくいかないときのおススメの方法ですが、いったんACプラグを抜いて電源ボタンをON→OFFします。そしてプラグを挿してから電源ON。

 4、5回やってもうまくいかない場合は・・・修理の必要があるかもしれません。



・更新ソフト
 次にxOxbOxとPCをUSBで接続。
 ソフトはc0ntr0lを使っています。
http://www.ladyada.net/make/x0xb0x/software/index.html


 私のPC(Win10)は今のところこれでうまくいくみたいです。



 Upload firmware...を選択して・・・
 OSファイルを呼び出して・・・

 左下のUpload firmware...の表示が終わったら終了です。






 3つのエディットモード 


 フレーズを自由自在にエディットするために考え抜かれた結果到達した3つのエディットモード。


1 テンポノブモード

 パターンプレイ状態(SYNC OUT、DIN SYNC、MIDI SYNCのういちどれかを選択中)でテンポノブを押すと入るモードのことです。
 このモードには大きく分けて3つの設定があります。一つはスイングゲートタイムでこれはランダムに変化するものではありません。2つ目は[DOWN][UP][REST] [ACCENT] [SLIDE] のそれぞれのボタンを押すことでランダム設定が出来る場所。3つ目は[C#-Key][D#-Key][F#-Key][8-Key]でランダムをどう処理するのか設定する場所に分かれます。
 このモードで作成したランダムパターンですが、あとで紹介するランダマイザモードと違ってリアルタイムにランダムパターンを再生することが出来るのが特徴です。
たとえばこのモードでフレーズに対してランダマイザを適用させた場合、1ループごとに微妙に違うフレーズが延々と続きます。

 それでは紹介していきます。

 [PREVIOUS]
  このスイングですがSokkOSのスイングとは違い、0%から100%の微調節可能なスイングを実現しています。そして、DIN接続のときには外部のシーケンサーにもSwingを同期させることが出来ます。

 [NEXT]

 テンポノブを回してLEDを左へ移動させるとゲートタイムが短くなり、右へ移動すればゲートタイムが長くなります。


・ここからはランダマイザの設定です。
 写真、灰色のボタンを押すと設定できます。

 [DOWN] オクターブ下がる確率を調整
 [UP] オクターブ上がる確率の調整
 [REST] 休符の確率の調整
 [ACCENT] アクセントとアクセントではない確率の調整
 [SLIDE] スライドと、スライドではない確率の調整




・ここからは作成したランダムをどう処理するのかを設定します。

 [C#-Key]
 パターンの繰り返しバリエーションの調整。たとえば、LEDの位置を4番目に設定すれば同じループが3回繰り返されて4回目にランダム設定が適用されます。

 [D#-Key]
 [F#-Key]
 ここでは自動バリエーションの変化する位置の調整をします。
 [D#-Key]はスタート位置で[F#-Key]は終了する位置を意味します。そのため[D#-Key]はLEDがステップの一番左に点灯し、[F#-Key]は最後の位置に点灯します。
 たとえばD#とF#を同じステップ位置にするとバリエーション(ランダム)に変化がありませんが、D#のステップ位置を1番目にF#を16番目にすると全体に上記で設定した値で変化します。これをD#を1番目、F#を8番目にすると前半の8ステップにだけランダムが適応されます。


 [8-Key] リセット

 ここを押すと設定したランダムやスイング、ゲートタイムがすべて消えます。


 最後に保存方法ですが、[DONE]ボタンを押しながら[1~7]の白鍵ボタ-ンのうちどれか
を押すと、パターンとは関連しないプリセットとして保存されます。ただし、スイングとゲートタイムの設定は保存されません。





2 パターンエディットモード
 MODE SELECTノブをEDITの位置にして、左上の[PREVIOUS][NEXT]ボタンのうちどれかを押すと入るモードのことです。このとき[PREVIOUS][NEXT]ボタンが点滅し、RUN/STOPボタンを押すと。シーケンスが再生されてLEDが右へ動きます。

 そして、[NEXT]ボタンを押すとステップのLEDが止まった位置の打ち込みが表示されます。打ち込みのエディットが必要な場合はここで好みのステップ位置を探して打ち込みを変更します。
 このとき、[NEXT]ボタンを先に押してから[PREVIOUS]ボタンを一緒に押すとステップパターンが1つ左にずれます。逆に[PREVIOUS]ボタンを先に押してから[NEXT]ボタンを押すと右にずれます。
 パターンステップの長さを変える時は、任意の長さのステップ位置でSLIDEACCENTRESTの3つを同時に押すとパターン長を設定できます。

 保存方法ですが、まず[DONE]ボタンを押したままにすると、いまエディットしているプリセットがどの場所のプリセットか表示されます。そして、[DONE]ボタンと一緒に保存したい場所の[1~8]の白鍵ボタ-ンのうちどれかを押すと指定したプリセット位置で保存されます。



3 ランダマイザモード
 MODE SELECTノブをEDITの位置にしたときに[CHAIN]ボタンを押すと開始されるモードのことです。このモードのときは[CHAIN]ボタンは点灯したままになります。
 そして各ボタン(白鍵・黒鍵など)を押すことで、ランダムなパターンを作ることが出来ますが箇条書きで紹介します。

[ C ] ランダムな半音階のパターン(クロマティックスケール)
[C#] ペンタトニックスケールでランダムに変更
[ D ]マイナースケールでランダムに変更
[D#]メジャースケールでランダムに変更
[ E ]リドゥ(やり直し)
[ F ]アンドゥ(1回押すと1つ前のランダマイザに戻し、2回目のプッシュでランダムを適用する前の元のプリセットに戻ります。すばやく2回押すとデフォルトパターンになります)
[F#]Note-Fが含まれるランダマイザ
[ G ]パターンはそのままでオクターブのみランダム
[G#]パターンはそのままでルート音になるようにシフト
[ A ]パターンの最高音を1オクターブ下に移調(押し続けるとフレーズが下がり続けます)
[A#]パターンの最低音を1オクターブ上に移調(押し続けるとフレーズが上がり続けます)
[ B ]1オクターブ下にパターン全体を移調(可能な範囲で)
[C’ ]反対に1オクターブ上にパターンを移調(可能な範囲で)


[REST]パターンを維持しながらステップ位置によってランダムな変化をします(SokkOS2.0のランダムと同じ方法)
[ACCENT]アクセントをランダム
[SLIDE]スライドをランダム
[DOWN]全体のノートを半音下にずらして移調
[UP]全体のノートを半音上にずらして移調

[PREVIOUS]ボタンを押したところをループするパターンを作ります。
[NEXT]パターンの長さを(ステップ)をランダムに変えます


 保存方法は同じく[DONE]ボタンを押しながら[1~8]の白鍵ボタ-ンのうちどれかを押すとそれぞれのプリセット位置で保存されます。




 ユーザーCモード 

 ユーザーCモードとはMODE SELECTノブをUSER Cの位置にすると表示されるモードのことです。ここでは黒鍵のC#D#を押すことで2種類の設定場所を表示することができ、白鍵1~8のLEDの点灯によってON/OFFが表示され、ここを押すことで設定変更ができます。


【C# - 1〜8】
 まずはC#を押すと表示されるときの設定です。

: ON = 高オクターブの無効化(2オクターブ上が使えなくなりますが1オクターブアップは使用可能です)

: ON = テンポ変更を保存しません

: ON = ライフエディットのとき編集されたパターンがチェイン状に設定されます(オフの場合は保存されたパターンに戻します)

: 未使用

: ON = モード変更するときにパターンを維持。(シーケンスを止めているときにモードノブを回すと一番左のパターンに変更されますが、ここをONにするとそれがなくなります)

: 未使用

: ON = ステップエディットモードでステップの自動移動をします。(ステップエディットモードとは上で紹介した”2パターンエディットモード”のことで、ここをONにするとパターン入力をするたびにステップが右へ移動します)

: 未使用



【D#1〜8】
 次はD#を押すと表示されるときの設定です。

: MIDI同期モードの設定
 OFF=アドバンスモード
 ON=クラシックモード

: MIDI Sync "Fix(修正)" ノートスタート時の余分なクロックを有効にするかしないかの設定。
 ON:Sync "修正"を無効にする
 OFF:Sync "修正"を有効にする

: テンポノブモードのときに[1~7]の白鍵ボタンに保存されたプリセットを呼び出すとき、スイングとゲートの設定を保持するかしないかの設定。
 ON:パターンを読み込むときにスイングとゲートの設定をそのままにする

: ON=LEDライトがステップ位置1,5,9,13で暗く点灯する。
 (私のxOxbOxは元々が暗いので正確には確認できませんでした)

:  ON=精度の低いMIDIクロックになります。

: 未使用

: ON=フリギア旋法とオリエンタル・スケイルのための弦三和音
(ランダマイザで使用)

: ON=ハーモニックマイナーのためのマイナースケールのMajor 7th
(ランダマイザで使用)




 補足 

取説内で一部バグなのかそうでないのか?わかりにくい部分がありました。その点は取説表記通りに書きましたのでご了承ください。
 あと、MIDIコンを使ってxOxbOxをMIDI音源として使うときになぜか音源としてうまく機能しないみたいです。これも設定が問題なのか?バグなのか不明です。

 今のところMarOS1.5.0を使用した感想ですが、マスターあるいはスレーブで使用すると面白い変化が楽しめて好印象です。






 メモ 



MarOS1.4.1
http://electronica-mini.blogspot.com/2013/01/xOxbOx-MarOS1.4.1.html