303クローンの評価基準 1
ここでは303クローンの評価基準を紹介します。
私が考える評価基準は3つあり、今回は1つ目です。
世の中には「オーディオケーブル」という世界があります。その神話はいくつもあり、口承の中で曲解も交えて言い伝えられています。そして、不思議なことにオーディオ界隈では沢山のゼウス神が登場します。
ところで私は、「ケーブルを変えても人生は変わらない」をモットーにケーブル選びをしてきました。そのため、ケーブルに対する考え方は落ち着いていると自負しています。
そこで、私のケーブルに対する見方、考え方を4つ紹介したいと思います。
では、紹介していきましょう。
音楽は可聴域内で音を変化させます。さらに、時間軸の中でも音は変化します。その時間軸の中で変化する「意識する点のような物」それがフレーズです。
絵画などは、”見る”ことだけを考えれば1秒ほどで認識することが出来ます。しかし、1秒の音楽でない限り、1秒で音楽の全てを聴くことは出来ません。なぜなら、音楽には時間軸という広い空間が用意されているからです。したがって、フレーズはこの時間軸内で自由に動くことが出来ます。
フレーズ、空間、時間。
音楽を制作する際に、作曲者が表現するのはフレーズです。フレーズという媒介によって時間が消費されます。それゆえに、等価交換によって空間が誕生します。
これが私のフレーズに対する見方です。
Acid TechnoにおいてTB-303の重要性は、このブログを見に来る方であれば承知の事と思います。しかし、「なぜTB-303なのか?」については色々な意見があり、解釈の違いがあるのでは無いでしょうか。そこで、「私はこう考えていますよ」という提起をして、解釈の違いに踏み込んでみたいと思います。