2018年8月4日土曜日

gizm0x shop 訪問


 先日、gizm0x shopを訪問しましたので紹介したいと思います。









 私が普段、制作で使うアシッドマシーンはgizm0x shopで作られたxOxbOxを使っています。

 時々、海外の方からxOxbOxを買ったけど君のと同じ音がしない・・・なんてことを言われるのですが。そうなんです、ここで作られたxOxbOxでしかあの音は出ません。


 私がxOxbOxを選ぶ基準は2つ。

 1つは、私の作風は音数が多くてエフェクトを多用するのですが、原音がハッキリしていないとミックスで埋もれてしまいます。そのためローファイではなくハイファイで輪郭がハッキリしたxOxbOxである必要があります。

 次に耐久性で、毎日触るのとライブ用に持ち運ぶためそう簡単に壊れては困ります。軽く振っただけでカタカタ鳴るのはライブ用としては使いません。

 この2つの条件を満たしてくれるxOxbOxを作っているのがgizm0x shopですが、今回は自宅から近いというのもあり訪問をしました。
 ついでに私のxOx-haert modの追加改造も依頼しようと思いまして、こっちがメインなんですけど(笑)。






 Home  : http://gizm0x.handmade.jp/
 Twitter : https://twitter.com/gizm0x_shop


・gizm0x shopへ・

 ではでは、自宅から地下鉄に乗って淀川をこえて・・・。
 閑静な住宅街を歩くと、近くに大学があるのか?ワンルームマンションが隣接する場所があり、その一つのマンションにgizm0x shopがありました。

 作業場についてお伺いしますと、自宅のスペースが狭くなったため昨年の11月にここへ移動して制作スペースとしてスタートしたとのことです。
 確かにこの機材の量はすごいなぁ(人のことは言えませんが…)それでも部品やパーツなどは整理整頓されていて、すぐに必要な物が取り出せるようにしてあるようです。


 私の知識はオーディオケーブルを自作するくらいなのですが、教えてもらった半田の吸い取り方法とかは興味深くて、本業の知識が垣間見える話で良かったです。
 xOxbOxを作るだけならここまでの設備はいらないそうなのですが、xOxbOxはもちろん、TB303やTBクローンの修理、改造を引き受けるため必要なんだそうです。





 ところで、最初にxOxbOxキットを組み立てたのがgizm0x shopを始めたキッカケだったそうで、そのいきさつを伺いました。

 本業はアナログ回路の専門で、仕事以外で何か出来ないかと調べているうちにxOxbOxキットを発見。質の良いアナログ製品を作る自信はあったので、xOxbOxを制作して販売を始めたら好評だったとのこと。
 実はAcidというジャンルを知ったのはそのあとのことで、TB-303のこともそれまで知らなかったそうです。(そう考えるとTB-303ってすごいなぁ)
 xOxbOxの改造なども試しに作ってみたり。

 もともとアナログ回路を扱うことが好きなのと、いろいろな人脈が増えて楽しくなってきたこともあってgizm0x shopを副業のように続けてきたのだそうです。






 xOxbOxの制作は随時受け付けているとのこと。そこで、制作するときのこだわりなどを伺いました。

 まず、一番気を使っているのがノイズ処理。ここは専門分野で、依頼を受けた物にはこのこだわりの技術を加えているそうです。
 確かに、最初にここで作っていただいたxOxbOx(ブラックモデル)は今でも活躍しているのですが、音がクリアで明瞭なんですよ。
 アナログ音源は音ヌケが重要で、ノイズの影響があると音ヌケが悪くなると思っています。逆にPCM音源などは音がハッキリしすぎるので、デジタル臭ささを無くすためにノイズを増やし、音ヌケを悪くすることでミックスバランスを良くするというのが私の持論。
 この点は私のこだわっている部分といい具合に一致してるんじゃないかと思います。

 次に改造をする場合は改造後も修理が出来る状態に仕上げるのがこだわりだそうで、別の方が改造する際に手を付けやすいように配線を整理しているとのこと。見えないところのこだわりが制作者ならではです。
 今ではTBやxOxで症状を聞けばだいたいどこが悪いのか解るくらいになっているそうで、修理依頼も受け付けているとのこと。



 当初はxOxbOx専門の制作家としてgizm0x shopをスタートしたのに対して、今では依頼内容の幅が広がったため、途中からAcidマシン制作家として広く展開しているとの話を伺いました。

 で、その一つがTR909やTR808クローンの制作。
 あと専用のシーケンサーの制作も考えているそうで、いろいろとアイデアを伺いました。確かに、その2つとxOxbOxがあればクローンだけでAcidライブできますよ!








・xOx-haert modの追加改造・

 会話はxOx-haert modの追加改造の依頼の話へ。

 と、その前に一通り改造されたxOxbOxを触ってみました。

 そこで気になったのがVCFオーバードライブ。

 これいいじゃないですか!

 で、私のxOx heart - mod...
 これ以上どこにノブ付けるんだ?という状態なんですが(笑)。
 「じゃあここに付けましょう」と即答。
 なるほど、そんな方法が!



 
 次に紹介してもらったのがプッシュボタン。
 もともと設計図指定のボタンは質が良くないそうで、耐久性が格段に上がるボタンに交換できるとのこと。ただし、ボタンキャップの規格が違うためキャップを特注で作る必要があって、今のところ灰色1色しかないんだそうです。
 私の場合は毎日触っているためなのか・・・だいたい半年くらいでボタンの反応が悪くなるんです。色は気にしないので、即答で交換依頼しました(笑)。





 最後に面白いものを見せてもらいました。
 スライド、アクセントなどによって色が変わるLEDをテンポノブに取り付けたそうです。
 テンポに同期して明るさが変わるとかは見たことはありますが、これは初めてです。ちょっとした遊び心ですが面白いです(笑)。


 xOx-haert modの追加改造は現在進行中なので完成後に報告したいと思います。